Last Up date:2003-12-6

■ブース - 声を見る -
小倉 幸一 埼玉県総合教育センター 科学教育ボランティア さいたま市少年少女発明クラブ (ozg@dl.dion.ne.jp

”声”は”耳”と共に、私たちが仲間同士のコミュニケーションをとる手段として、いつも使われています。その声と耳をむすんでいるものは”音波”です。ここでは、その音波を耳で感じたものを”音”とします。耳に感じない音波もあり、これは超音波といわれています。
耳の性能の限界(感じとれる音波の範囲)は
 A:  音波の振動数
 B:  音波の強さ
の2種できまります。
人と動物ではそのA、B の範囲に違いがあります(超音波は振動数が多すぎて感じないと言う意味)。
 A に関して「イルカやこうもりは超音波が聞ける・・・・・」という話を聞いたことがあると思いますが、イルカは水中での泳ぎ、こうもりは飛行中に飛んでるエサを取る、こんな必要にせまれらて発達してきた耳(聴覚)の性能なのです。
一方、私たちはイルカやこうもりと生活環境が違いますから、感じ取れる振動数の範囲(振動数の多い側)も違いまキ。
以下に、A について、数値を示します。
振動数については、1秒間あたり何回振動しているかを”周波数”といい ヘルツ(Hz)という単位で表します。
  人(子供以上) 20Hz から 20,000Hz
    大人は年をとってくると 高い周波数をだんだん感じなくなってきます
    (10,000Hz 前後まで)。
  イルカやこうもりは 100,000Hz くらいまでを感じます。
  数値が大きい場合は kHz(キロヘルツ)を使います。超音波は20kHz
  以上といっています。
さて、このA:の範囲は環境のみによって決まるのでは無く、その動物の声と関係します。同種族や敵の発する声を良く聞き分けなければなりません。これが、動物として(人も含めて)の基本的機能です。
人の声の範囲は数100Hz 前後(オクターブの上のに「ド」)、位ですが、耳(聴覚)の範囲は 20,000Hz にもなっています。
これは声の出し方で自動的に付いてきてしまう、”倍音”を感じるために発達してきた機能です。倍音がつくと音の”音色”に特徴がでてきます。お父さんやお母さんの声は近くでも遠くでも聞き分けられます。音(楽)を美しいと感じるのも、この倍音の付き方次第です,倍音とは字面からみると基本周波数の2倍、3倍・・・・という感じがしますが,そればかりでなくもっとたくさんの周波数があります(ただデタラメではありません)
 実験では、この倍音の含まれ方を噴水型であらわします。
10本のプラスチックチューブを垂直に並べ、マイクからの音声信号を300Hz 間隔で分離、9本のチューブに対応させ、300Hz から3.3kHz までをカバーします。
10本目は全音量を表します。
このスペクトル表示は、その正確さより、声の音量、高さ、音色に従ってON LINE に吹き上がる水の動きのおもしろさをねらったもので、水の,高さ表示スケールとリニヤーでなくdB(デジベル)に変換したところが、技術的に工夫したところです。
音波の強さと感覚の強さの関係は直線的でなく、大脳の働きで対数関係になります。これで、ささやくような小さな声も爆音のような大音量も支障なくカバーできるのです。
この対数変換の結果、表される表示の単位がデシベルなのです。
 この倍音の含まれ方(発声からいえば含ませ方)でその人の特徴が決まりますが、一方、それら倍音の含まれている時間関係も重要です。この水のスペクトル表示では、その時間関係はON LINE とはいえ、生の声にとても追従できるものではありません。
この展示デモでは、時間軸表示にはオシロスコープ(メモリー型)を併用しますから、興味のある方は、そちらも観察して下さい。
 少し離れた場所どおしで話をすると、いちじ(1時)と、しちじ(7時)の感違い(誤認)がおきます。これは、”し”に対する倍音の持続時間が非常に短い為に、その欠落によっておきることです。
実際に機器を操作していろいろ確かめてみましょう。
自分の”あー”と他のひとの”あー”をくらべてみましょう。どこが似ていて、どこが違うでしょうか・・・・、同じ”あー”なのに。他の母音でも確ゥめてみましょう。

 

 

■ステージ
空気の力と力比べ
進化って何?どうやっておこるの?
科学の芸人養成講座
恒星間飛行船”ヒップライナー”
クォークをあなたの身近に!
■ブース
星を手にとって確かめ学ぶ小四の星学習
磁石を見る-磁界の分布を可視化する-
言葉を見る
雨粒をつかまえよう
気体をつかまえよう!
花粉を覗く
簡単な実験や教具で確かめる宇宙

 

 


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