鉄人実験ショー
沖縄の夜空にオーロラを! (藤堂由華子・瀬野明奈・打川幸夫)
Dr.ナダレンジャーの自然災害科学実験教室 (納口泰明)
親父(おど)も音(おど)ろくでショー (神田昌彦)
風丸忍者 風ふかす (木色泰樹・日野武志)
エキシビション
はるとかんたの空気で実験 (福岡はる・福岡かんた)

風丸忍者 風ふかす

実験ショー映像

実験ショー紹介


みなさん、こんにちは。風丸忍者です。

 ごいらいを受け、やって来ました、風丸忍者の代表、風丸ホワイト、ブラック、ブルーの3人です。

 わたしたちはせいぎの忍者です。みなさんからとてもたよられています。そのため、私たちには今回のように様々な忍務(忍者の仕事)がいらいされます。

 例えば…「風をふかせて高い木の上に引っかかったタコをとってほしい。」「風のひみつを子どもたちに教えてほしい。」「いたずらネコを風の力で追いはらってほしい。」などなど。

 このような忍務をわたしたちが持っている風の力を利用した忍具(忍者の道具)を使ってカイケツするわけです。

 今日の忍務では、次の6つの忍具を使います。

 この忍具を使う私たちを見ていただければ、きっとわたしたち風丸忍者のすばらしさをわかってもらえるはずです。

実験ショーのポイント

 私は、昨年度まで出雲科学館という市の施設で出雲市内全小中学生対象の理科授業を担当していました。つまり、1年間で約1万人の子どもたちと一緒に実験していたわけです。その中で確信したことがあります。

 「自分でやるからおもしろい。おもしろいから考える」ということです。

 子どもたちは、自分自身で、観察したり、実験したりするから学ぶ楽しさを感じます。そして、楽しいから、科学の不思議さについて考え始めます。そのような学習過程を考えながらいつも授業をしていました。

 今回のショーのベースとなっているのは、小学3年生「風とゴムのはたらき」、小学4年生「物のあたたまり方」という出雲科学館での理科授業です。これらの授業は、一昨年度と昨年度から新しく出雲科学館の授業となりました。私が担当者となって、3年前から準備を行い、授業に臨みました。

 昨年8月に、授業では取り上げなかった内容やさらに発展させた内容などをまとめて、出雲科学館での「おもしろビックリサイエンスショー」の一つとして、出雲科学館時代の同僚、日野武志氏とともに披露しました。数百人の子どもたちと保護者に参観していただきましたが、とっても好評でした。ちなみに私たち自身もおもしろさを感じ、さらに良い実験方法はないかと二人で試行錯誤を重ねていました。

 これならいけると踏んだので、今回の科学の鉄人in沖縄に出場することにしました。

 私たちは、就学前の子どもから保護者まで誰もが楽しめ、納得できることを目指しています。そのため、今回のショーは必ず、みなさんが楽しめる内容になっているはずです。

 ぜひ、私たちのショーをヒントにして、皆さん自身も実際に実験をやってみてください。必ず今日以上の楽しさが味わえるはずです。そして、その楽しさから様々なことを考え始めるはずですよ。


プロフィール

氏名:木色泰樹(きいろやすき)
所属:島根県出雲市立大津小学校

昨年4月から島根県出雲市立大津小学校の主幹教諭。それまでの3年間は、出雲科学館の教諭として出雲市内全小中学生約1万人の子どもたちの理科授業を担当していた。(各学年1〜2単元)同時に、サイエンスショーにも本格的に取り組み始め、出雲科学館や全国各地で「なりきりサイエンスショー」を披露している。科学の鉄人2010で第8代科学の鉄人。科学の鉄人2012では第3位。